ずっとVacation

毎日やっていくぞ

日記:ドーナッツちゃん食べたい、夏、0731

7/31

 

ここ二週間を振り返ってみると、自己評価では体調がいいように思われたけどひとの書いた文章をゆっくり味わって読んだりするのが億劫に感じられて、精神的には自閉する傾向が高まっていたように思う。

Xのつぶやきもはてなブログもあまり読む気になれなかったのは、自分の中の感情に対処するのにいっぱいいっぱいで、他の人の色のついたものを摂取する気力がなかったからだろう。

 

二週間のうちにトラウマの発作が二度起きた。

わたしの持病である線維筋痛症複雑性PTSDがなんらかの悪さをしていることは明らかであり、筋肉の過剰な緊張が痛みを生じさせているのだ、と思う。

 

トラウマ的な出来事に出会うと、人は、「戦う、逃げる、凍りつく」のいずれかの行動をとるらしい。先週はわたしは神経がたかぶり、ずっと戦っていたし、今週はあまりのショックに凍りついていた。交感神経と副交感神経が急上昇したり急降下したりして、とても疲れている。ちなみに今現在は症状が落ち着き、ただただダウナーな気分になっている。(これがわたしのニュートラルな状態である。)

 

トラウマの発作にも個人差があるだろうが、わたしは怒り狂って暴れた後、過呼吸になり1時間以上泣きまくったりする。その間身体は過剰に緊張し、症状が落ち着いてくると途端に脱力して動かなくなる。

感情が自分でも制御できなくなるので、なにをしでかすがわからない。いまのところ危険な暴力沙汰にはなっていないのが幸い。

よく殺人事件の報道で「ついカッとなって刺した。」などど被疑者の供述が伝えられたりするけれど、いまのわたしにはその「カッとなって」刺してしまう気持ちがよくわかる。トラウマの発作が起きている時、怒りの感情がわたしの意思に反してわたしの身体を突き動かしているような感覚に陥るのだ。

 

ここまで書くと、トラウマの発作が悪いことのように思えるかもしれないが、良い面もある。私は毎回発作が起こり一通り暴れたり泣いたり無気力になったりしたあと、妙に頭がすっきりしているのである。

そしてフラッシュバックした記憶の断片から、過去の自分が人からされて嫌だったこと、抑圧し否認していた事柄についてはっきりと認識できるようになっている。それまで思い出したことがなかったことをクリアーに想像できるようになっている。また、感情が解放されたおかげなのか、ぼんやりと靄がかかっていた自分の感情がより鮮やかにグラデーションを持って感じられるようになっている。(わたしは十年前に線維筋痛症を発病して以後、ブレインフォグといわれる症状に年単位で苦しみ、感情も曖昧にしか感じられなくなってしまっていた。)

 

夏で異常に暑いせいなのか持病の治療がうまくいっているから(好転反応として)症状が出てきているのかわからないが、なんというか途中でへたらないように、なるべく苦しくないようにこの状況を切り抜けたいなあと思っている。

でもちょっとしんどかったので、自助会に行ったりカウンセリングに通うことも検討している。不安だが、進んでいくしかない。