ずっとVacation

毎日やっていくぞ

文学フリマ東京38、その熱気のあとで

文学フリマ東京38、無事出店者として一日を終えました。
ブースにお越しになったみなさま、購入していただいたみなさま、フリーペーパーをもらいにきてくれたみなさま、ありがとうございました。

文学フリマの二週間前に旅行先で船が故障して漂流したり、一週間前には手首を捻挫し風邪を引いたりと五月はアクシデントが多かったですが、なんとか当日を迎えられて特に大きなトラブルもなく本を頒布できてよかったです。マジで。

ブースには、前回の日記本を読んで買いにきてくれた方、ラジオが好きでラジオ本を買いに来てくれた方、我々のPodcastのリスナー(家族)の方など、たくさんの方が来てくれたので本当に嬉しかったし楽しかったですサンキューベイベー。

文フリ当日から数日経ち、エッセイ本を読んでくれた方から感想が届くたびにドキドキしながらメールフォルダを開いたり通知欄をのぞいてみたり...... プロでもない自分の本がこうして誰かの元に渡っていくというのが本当に考えられないことだったし、せっせっとラジオの過去回を探してテキストエディタに書き起こしていた日々も報われるなーと感慨にふけっておりました。

小学生の頃からブログに日々感じたことを書いたり、中高生になりSNSで140字に収まる感情をぶちまけたり、大学生になり論文を書くことに夢中になったり、そのときそのときで、文章を書くことがわたしのひとつの趣味.....というかライフワークとして傍らにあったわけですが、こうして目に見える形で、質量の伴った「本」になるという体験はまだ慣れないですし、いざページをめくるとドキドキするものがありますね。自分が書いた文章なのに他人のものみたいだ。

頭の中でゴチャゴチャ考えていることがこうして手に取れる「かたちあるもの」になるということに新鮮な喜びと驚きがあるし、それが人の手に渡っていく、というのもおもしろい。ZINEをつくることは、文章を書くだけじゃなくて、編集したりDTPソフトをいじったり入稿作業にやきもきしたりと手間がかかることが多いですが、その分達成感もひとしお。またこうして苦労しながらもZINEを作りたいなと思える素敵な体験でした。よいよい。

#文学フリマで買った本

今回は前回よりも忙しくて自分の買いたい本はほとんど買えずに終わってしまいました......ざんねんむねん。
買いたい本は取り置きをお願いしておいたほうがいいみたいです。学んだ。そうでないと売り切れてしまう。

次の文学フリマはビックサイト!!わたしの庭!!......というわけでもないですが、なんどかオタクイベントで足を運んでいる場所での開催&通路も広い場所......なので、もうすこし色々スムーズに動けるといいなあーと思っています。

ブースに来てくれた方とのコミュニケーションも課題となりました。ブースに来てくれただけで嬉しくて、なんだかたくさん話し過ぎてしまったかな...と反省しつつ、今度こそはしっとりとした感じで.....余裕を持ってふるまえたらいいですね.....。
普段の仕事はno human interactionで、人と接していないのがモロに出てしまった結果です。どうにかします。

ちなみに、終わってから数日は抜け殻に...なっていたんですがせっせっとお返事を書いたり通販の梱包に慌てふためいたりしていました。はじめてのことをやると焦るー。

ちなみに、今回頒布したラジオ番組エッセイ本ですが、BOOTHサイトにて匿名配送で販売しております。 もしご興味あればぜひ。

zuttovacation.booth.pm